誰でも少なからず周りの目が気になるものです。
周りの目を気にすることは、気遣いができる人も多く悪いことばかりではありません。
しかし、あまりにも気にしすぎてしまうと疲れてしまったり、他人の意見に流されてしまうこともあるかもしれません。
何よりも気にしすぎることにより、不安や悩みを抱えてしまうことになります。
自分らしくありのままでいたい。
周りの目が気になる人の原因を解説しながら、『人の目が気にならなくなる』解決法をご紹介します。
周りの目が気になる。不安や悩みの原因
まず、子供の頃に人の目を気にする概念はありません。
そのため、自分が思うままに行動し『いたずら』となり、叱られることもあったはずです。
しかし、成長するにつれ、少しずつ周りの目を気にし始めます。
怒られないように、好かれるように・・人は自然と周囲の気にしながら行動するようになっていくのです。
ですから、『周りの目を気にすること』は悪いことではありません。
他人の目を気にすることで、気づけなかったことに気づくことができたり、人間関係を円滑にしようと努力したり、人は成長していくことができます。
しかし、あまりにも周りの目を気にしすぎてしまうと、疲れてしまったり、周りの意見に流されてしまうことになりかねません。
そして不安になり悩んでしまうのです。
では、この不安や悩みはどこからくるのでしょうか。
原因をみていきましょう。
価値観は人それぞれ違う
周りの目が気になる人は、相手の感情や考え方を意識します。
しかし、人の考え方は価値観であり、それぞれ違うことを理解しましょう。
・プライベートも充実させながら仕事がしたい人
・出世を望み、社会的地位を得たい人
・夫婦であっても干渉しない人
・なんでもし合える環境を望む人
・恋人よりも友達を優先させる人
・何よりも友達を優先させる人
人の価値観は、進学や就職、結婚や子育てなど、おかれた環境により変化していきます。
ですから、学生の頃は一緒にいて楽しいと思っていた友達も、社会人になり「何か違う」と思うことがあるでしょう。
それだけ考え方(価値観)は人によってもそれぞれ違うものであり、常に変化していくのです。
他人の目が気になりすぎる場合、「他人の価値観」を自分の中にあてはめていることが原因かもしれません。
人の考え方や社会の考え方を理解することは生きていく上で大切です。
しかし「自分の価値観」が「他人の価値観」に変わっていませんか。
人に悪く思われているかも・・と人の評価が気になるときは、他人の考え方に揺さぶられているのかもしれません。
他人の評価=真実とは限らない
人によって違う価値観は真実とは限りません。
例えば女性なら誰もがモデルのようにスタイルよくなりたいと願うものです。
なぜモデル体型に憧れるのでしょか。
・モテるから
・可愛いから
いろんな意見があると思いますが、その基準のほとんどは他人の評価です。
しかし、人によってはモデル体型が好きな人もいれば、ふくよかな人の方が女性らしく可愛いと感じる人もいます。
ですから他人の評価=真実とは限らないのです。
あなたが今嫌われないように、好かれるように努力していることは、相手によっては見当違いなことの場合もあるでしょう。
人の目を気にしすぎないための解決法
周りの目が気になる人の不安や悩みの原因が分かりましたが、人の目を気にしすぎないためにはどうすれば良いのでしょう。
解決方法は簡単です。
『真剣に向き合わない』
ここからは、周りの目を気にしなくなるために3つの『真剣に向き合わない』をご紹介します。
目に見えない感情と真剣に向き合わない
人の考え方や価値観はそれぞれ違い、変化していくものです。
そして人の感情は見えないのです。
あなたがいくら悩んだり不安に思っても、価値観は目に見えるものではないので、確認することもできず解決できません。
ですから、あなたが嫌われたかもしれないと思っても真実はわからないということです。
あなたが思い悩んでいるときに、相手は恋人のことを考えているかもしれませんし、夕飯のことを考えているかもしれません。
人は、話半分にしか聞いていないことの方が多いのです。
それならば、あなたも同じように真剣に向き合うのではなく、話半分に聞くことです。
不誠実なように感じるかもしれませんが、人の感情が目に見えないのと同じで、あなたの感情も相手に見えることはないのです。
ですから、心配しすぎないこと、気にしすぎないことが大切です。
傷つける人と真剣に向き合わない
人の感情は目に見えるものではありません。
しかし、相手があなたに向かって直接何かを言ってくることもあるでしょう。
その言葉があなたを傷つけているかもしれません。
そして言葉の中には真実である場合もあるでしょう。
しかし、どんなに真実であっても人を傷つける行為はよくありません。
例えば職場で言われたことができていなかったり、求められる能力よりも劣っていた場合、罵声を浴びせられたとします。
この場合、その言ったことがどんなに真実であったとしても、相手を傷つける行為はモラハラにあてはまり悪くなるでしょう。
ですから、あなたは意見として受け止めて次に活貸していくだけで良く、真剣に言葉と向き合う必要はないのです。
また人は、イライラしたり焦っているときは、つい感情的になり思ってもいないことを口にしてしまうことがあります。
あなたが相手の言葉や行動に傷つき悲しい思いをしたことに変わりはありませんが、一度だけなのでしたら「そんな時もある」と相手を許すことも大切です。
実際に言葉や行動があったとしても、やはりその中にある相手の感情は読み取ることはできないのです。
ですから、傷つける人がいたとしても真剣に向き合うのではなく、離れてみる方が良いでしょう。
過去の自分と真剣に向き合わない
冒頭でもお話ししましたが、子供の頃は人の目を気にする概念がありません。
そんな中、あなたが人の目を気にしすぎるようになった原因の1つは「環境」かもしれません。
過去に親から言われ続けたこと・友達に言われたこと・先生に言われたことなど、何かしらあなたが傷つき悲しい思いをしたことがあるのではないでしょうか。
しかし、価値観や考え方が変化するのと同じで、あなたも変化しています。
過去の環境と、現在の環境は必ず違うはずです。
昔は良しとされていたことが、今は悪いことであったり、その時によって何が求められているかは変わっていきます。
ですから、辛かった過去に縛られ向き合うのではなく、今を生きましょう。
今のあなたなら乗り越えられることもあるはずです。
周りの目が気になる人の不安や悩みの解決法~まとめ~
外国に行ったら人の目を気にしなくなったという人もいるように、周りの目が気になるのは日本人気質なのかもしれません。
人は少なからず、周りの目を気にするものであり、それは決して悪いことではありません。
他人の評価を意識することで成長することもできますし、相手の感情を読み取る努力ができる人は気遣いもできます。
自分にとってプラスになることであれば、否定することはありません。
しかし、あなたが周りの目が気になりすぎて不安や悩みを抱えているのであれば、他人を意識しすぎて、自分の中に無理やり『他人』を当てはめているのでしょう。
『真剣に向き合わない』ことを意識してみると、今まで思い悩んでいたことも大したことではないと気づくことができ、いつのまにか不安が消えているはずですよ。

